"自家用バス 8E購入までの道"カテゴリーの記事一覧
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ここでは、私が様々な方々の出会いやご協力もあり、富士重工8Eと呼ばれる路線バス車両を購入する夢を叶えるまでのあらすじを書いていきます。
それでは第2回目です!
→第1回はこちら
2018年11月。
幼き日から抱き続けた夢を実現させようと思い立ったわけですが、予想以上に険しい道のりでした。
まずベターな方法として、中古車販売店のHPで簡単に在庫車探しをしてみました。
(これ購入予定が無くても見るの楽しいですよね笑)
私が求めるのは、地元で見慣れていた富士重工製、銀サッシ、二段窓、前中引き戸、ツーステップ車というこたわり。
(かなり贅沢w)
必然的に殆どが比較的古いKC代と呼ばれる世代以前のバスになります。
しかし結果は…
全て在庫ゼロでした。
次に中古バス市場の現状を把握したいと思い、とある販売会社へ直接電話でお話を聞いてみることにしました。
右も左も分からない状態でしたが、とても親身に対応してくれました。
その方によると…
KC代以前の車両は古過ぎて中古市場に出回らず直接スクラップ会社に売られる事が殆どになってるとのことでした。
つまり、富士重工の中古バスが売られる時代は終わっていたのです!
(急に年老いた気持ちになりました…)
軽自動車や乗用車は、古くても旧車市場で頑張れば探せますが、やはり商用車なんだなと実感しました。
ひとつ見えて来たところで…
ご迷惑おかけしてはと凄く気乗りはしなかったのですが、心当たりのあるバス事業者様へ問合せてみる事にしました。
本当に恐る恐る丁重に…。
しかし、各社共"ひと昔前ならやっていた"という返答が殆どで、コンプライアンスを重視する昨今ではどこも個人売却を自粛している状態でした。(ご対応いただいた事業者様お忙しいなかすみません…本当にありがとうございました!)
これから探される方が居ましたら、ご迷惑となるだけ…なんて可能性もあると思うので、この方法は下準備や特別な繋がりがなければ、避けた方がよろしいかもしれません…。
(※あくまで個人の見解です!!)
んー、難しい世の中ですね…
その後、スクラップ会社も何社かご紹介頂いたのですが、中古車販売業でないので難しいとのことでした。
(まぁ…ですよね笑。ご対応ありがとうございました!)
2019年7月。
あっという間に半年以上も進展の無いまま…
こんなに難しいのかと半分諦め掛けていた頃、改めて最初に電話した販売会社様に相談してみました。
可能性は低いけどもしその様な車両が入ったら連絡をくださる約束をしてもらい、それから何度も相談に乗ってくれました。
(ホント、感謝、感謝です!)
しばらくして担当者様が私の心当たりのある事業者様へ問い合わせてくれると言ってくれました!
(ご厚意の部分も大きいと思うので、どんな販売会社様もやってくれるとは限らないかもしれません…)
少し雲の隙間から太陽が出てきたように思います。
さぁ、果たして運命のバスとの出会いはあるのでしょうか!!
〜つづく〜
次回【3】現代の壁 - コンプライアンス バックナンバーPR -
ここでは、私が様々な方々のご協力もあり、富士重工8Eと呼ばれる路線バス車両を購入する夢を叶えるまでのあらすじを書いていきます。
遡れば未だ幼く読み書きもままならない頃です。
(そこまで遡るのかと言われそうです…)
私の家はマイカー利用の多かったものの、遠出や祖母に連れられ出かける際は公共交通を利用していました。
地元の地域から出るには路線バスを利用するのですが、乗り物に興味を待ちやすい幼い男子ですので、それに関心を抱いたのは物心ついた頃だったと思います。
当時、地元で新しい路線バスと言えば、富士重工業の通称7E、8Eと呼ばれる車両で、流石に名前までは知りませんでしたが、乗る度にとてもワクワクした事を覚えています。
(その頃から車種が分かっていたら怖いかもしれませんが)
小学校4年生の頃、将来の夢として「富士重工のバスを買うこと」と言い始めました…。
何を言ってるのかと思われるかもしれませんが、車好きの子供が「将来スポーツカーに乗りたい!」と言っているような感覚で、割とマジだったのです。
しかも以後その夢が大きく変わる事はありません…。
中学に上がると、長休みや休日など1人でバスに乗って出掛けるようになり、写真を撮るとかではなく、沿線の雰囲気や景色を眺める事が楽しく、様々な路線に乗っていました。
高校へ進学するとバスの全線通学定期を手に入れます。
すると、暇さえあればあっちの街、こっちの街へとバスで出掛けるようになり、テスト期間も公民館や図書館へ行くでもなく、バスを乗り継ぎながら教科書やノートでテスト勉強をしていたのが昨日の事のようです。
(今思うとよく酔わなかったなと…)
更に進学ののち社会人になると遠出が出来る様になり、製造終了によって数を急激に減らしつつある富士重工のバスを求めて、様々な事業者や路線を訪ねるようになりました。
そして富士重工のバス達を身近に目にする事が減っていくなか、抱き続けていた幼き日からの夢を実現しようと考えるようになっていきました…。
それから数年、2018年にとうとう行動へ移してしまったのです!!
〜つづく〜
次回【2】遅かったバス探しバックナンバー