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千城交通部

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【4】現代の壁 - 排ガス規制
ここでは、私が様々な方々との出会いやご協力もあり、富士重工8Eと呼ばれるバス車両を購入する夢を叶えるまでのあらすじを書いていきます。

それでは第4回目です!
→第3回はこちら
→第1回はこちら


前回、
以下の問題点
「1.そもそも出回っていない」
「2.コンプライアンス」
という問題が見える所まで来れた訳です。

さぁ、これらを乗り越えて夢の実現へ走り出そう!

と、意気込んだのも束の間…

いままで何とかなるだろうと真剣に考えていなかった問題が予想以上の壁となって襲い掛かってきたのです!!
(キャァー!!!!)

その名も排ガス規制!


いや、もちろん分かってはいました。

しかしここまで苦戦を強いられるとは、これまでの苦戦で忘れていたのかもしれません…
(甘くてすみません…)

まず整理しますとディーゼル車の排ガス規制には主に2種類あります。

■NOx•PM法(国)
地域:一都三県の一部地域
規制:地域内の車検取得不可
■九都県市ディーゼル車規制(一都三県)
地域:一都三県全体
規制:走行禁止

厳密には色々ありますが、簡単に言えばこの2つです。

大気汚染が深刻化した為にこの様な対策が一都三県ほか関西圏などで行われています。

対象の車両は、主に古いディーゼル車(KK代以前)のもので、バスもディーゼルですのでこの対象となる訳です。

私の居住地域はギリギリNOx•PM法のエリアに入っていまして、求めているバスは通常ですとナンバーを取る事が出来ないのです…。

しかし、全く解決策が無いわけではなく、次の2つが考えられます!

・規制エリア外へ保管する
・指定装置を増設する



まず、規制エリア外への保管を考えてみました!

私の居住地域は、田舎とは言え1番厳しいNOx•PM法の地域です。

そこから出た所で、九都県市ディーゼル車規制のエリアですので、対策は必須になってしまいます。

しかし、九都県市ディーゼル車規制の指定装置の方が安価で中古も出回っている!
現実的にみて頑張ってこちらにするのがベストと考えました。

次に問題なのが保管場所の規制です。

自動車は使用の本拠(自宅や事業所)から直線2km以内に保管しなくてはならないと決まっています。

私の居住地からエリア外までは…8km。

クリアする為には、
・キャンピングカーとして登録
・保管場所2km以内に事務所を立てる

そこでキャンピングカーの基準について色々調べました。

ひと昔前は積荷でキャンピングカーと称して車検を取ってたなんで話を親や学生時代に先生からされていたので、簡単に行くだろうと土地探しまで始めていました。

しかし…

数年前に規制強化で本格的な設備でないと登録できなくなった様です。

じゃぁ、事業所作れば!

って…何の???

雇われサラリーマンが出来るわけもなく断念…。



残すはNOx•PM法の指定装置に手を出すしかなくなった訳ですが…

ただ本当に馬鹿みたいに高価なんです!!!

乗用車の新車買えますからね!!!

暫く悩みました…

凄く悩みました…

悩み疲れて脳がフリーズしてたのでしょう。
国交省の指定装置一覧を閲覧し、販売事業者へ次々と電話のダイヤルを回していたのです!!
(うちまだ古い電話です笑)

するとどうでしょう…

次々掛けますが同じ回答ばかり返ってきたのです!!!

「製造終了」


旨いもん食って寝ます!


〜つづく〜 
【5】最高級マフラー バックナンバー

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